生徒会の話。
このシリーズも例に漏れず、一応ドラマガ掲載分やらなにやらを纏めた「短編集」と、基本は生徒会室で駄弁るだけの書き下ろしである「本編」があるわけですが。
どこまでが本編で、どこからが番外編なのか、今ひとつ分からない部分もあります。
一応、私の区分としては、
・本編だけ見ていて、本筋の理解に困ることはしない
・世界観の補完として、より本編が楽しめたり、キャラへの愛着をうむモノではある
・番外編単体だと苦しい。あくまで本編ありきの脇道
・本編ではやれないことをやるのが番外編
といった感じなのです。
生徒会で言うと、「生徒会室で喋ってる」のが本編。「生徒会室以外の、生徒達」を主に描くのが、番外編といった感じです。まあ、ドラマガ掲載の、普通に会議しているのとかは、その限りでもないのですが。
ただ、番外編っぽいものを本編の合間に入れたり、本編っぽいものが番外編の中に流れていたり(2年B組に纏わる一連の話みたいな)と、そういうこともするわけで。
……正直このシリーズは、境界線が非常に引きづらいです。
本編は勿論、生徒会室で会議するのが売りなんですが。それにしても、多少の変化球も投げて、飽きを回避したいところはあるわけで。
それは例えば、ラジオみたいな形式だったり。一人メンバーいなかったり。ゲストがいたり。ゲームの内容主体で話が進んだりと、そういうことなんですが。
これ、「なくても本筋に影響無いよね」ってものが多いで、そういう意味では番外編なのですが、私の中では、本編の中に紛れているからこそ、意味があるエピソードだったりもして。
なかなか難しいものです。本編と番外編の区分。普通に長編書いていたら、こういう悩みもあまりないんですが。それこそマテゴの時は、こんなこと全然考えてなかったんですが……。まあ長編は長編で緩急のつけかた難しいですけどね。ギャグ入れて一回緩めたいのに、話の流れがそういう空気じゃない時とか。
なんでこんなこと言い出したかと言うと、五彩にも明らかな変化球が一つありまして。
これ、元はドラマガか短編集かで使おうかと思ってたネタなんですが、色々考えて、本編の途中に挟まっていてこそ、味が出るだろうということでこっちに入れていたり。
実際自分で読んでても、いいアクセントにはなっているのですが……果たして、読者さんにどう捉えられるか。
……まあ、生徒会はそんな難しいこと考えず、頭空っぽで読んで貰えれば、それが一番いいんですけど。
シリアスな話やパート書いている時の方が、作者は頭使わない(設定やプロット通りにやるだけ)というのも、変な話です。
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