子供の頃を思い出すと、よく「なにぼやっとしてんの!」と怒られてた覚えがあります。
多分学校の先生とかにボンヤリしているぐらいでそこまで厳しく怒られるようなことでもないでしょうので、親からだと思うのですが。だから、じっさいに私がぼやっとしていたのに加えて、親の口癖的な部分も少なからずありそうなんですが。
なんにせよ、ぼんやりした子供ではあったようで。本人的には、そんなつもりは無いんですが(多分周囲から「ぼやっとしている」と言われる人の大半が、そう主張すると思いますが)。
流石にこの年になると、「なにぼやっとしてんの」とか言われないわけで。実際どうなのかは分かりませんが、まあ今は人と関わる機会も多くはないし。
そんななんで、基本、じぶんが「ぼんやり人間」だとは思ってなかったのですが。
今日、少し大きめのデパートに買い物に出かけた際、丁度担当さんから電話があり。外だということで、最低限の用件だけでパパッと会話は終わったのですが。むしろその「最低限」がいけなかったのか、色々考えるべき事が浮上し。
とりあえずケータイを切ってから、元々の目的であった「洗剤と柔軟剤……」と、それらが置いてある棚の方向へ向かって、テクテク歩き。
テクテク歩き。
テクテク歩き。
ハッと気がつけば、思いっきりそのコーナーを通り過ぎており。
なにしてんだと反省、すぐに引き返し、テクテク歩き。
テクテク歩き。
テクテク歩き。
気付けば、また通り過ぎて、最初の地点付近まで戻って来ている……ということが、ありまして。
流石に二度目のこの失敗で「いや、これはダメだ! いくらなんでも、これはダメだ!」と焦ったので、三回通り過ぎることはなかったのですが。それにしても、二回通り過ぎたら結構末期だろう……と、思い、その経由で、「そういや昔ぼやっとした子だと怒られてたなぁ」ということを思い出しました。
いや、でも、ちょっと言い訳すると、これもまた「ぼんやり」とはちょっと違うんじゃないかなと、個人的に思っているのですが。どうでしょう。
私の言う「ぼんやり」は、「なーんにも考えてないで、ぽかーんとしている状況」っていう定義なんですが。
今回の場合は「考え事していて、他が疎かになった」タイプなんで、ちょっと違うのかなとも。いや、傍から見たら同じなんですけど。
それにしても、いくら大きめのデパートだからって、目的のコーナーまでは歩いてせいぜい二十秒ぐらいなわけで。たったそれだけの間に、すっかり目的見失うとは、これいかに。二回目なんて、もう、ホントダメでしょう。どんだけ反省が浅い人間なんだと。
普段集中力なんて全く無い人間なのに、どうしてこういう時だけ、頭が偏るのか。
傾向として、小説関連のこと考えていると、他が疎かになること多いです。そういう意味じゃ、「エロいこと考えていて、人にぶつかりまくりました」みたいなエピソードじゃないだけ、まだまし? どっこいどっこい?
実は自転車乗っている時も大抵小説のこと考えているんで、ちょっと本格的に気をつけないと。
洗剤と柔軟剤買い忘れてもいいですが、信号とか見逃したら大変だ……。
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