む、更新タイミング的に一日空いてしまいました。
まあそれはさておき、先日のブログで見に行った映画っていうのは「ゴールデンスランバー」で、これが凄く面白かったです。単純に私が伊坂さん好きなだけですけど。
あと、その流れで最近DVDのフィッシュストーリーを見たり。これも面白かったです。毎回、「上手いなぁ」と唸る。そして凹む私。
そんな感じで、他にも割と色々見たり読んだりして、最初から自分好みのをチョイスしているのもあって、大概のものは楽しむ私なんですが。
たまーに、どうしても「ええー」となる作品はあって。今日ぷらっと来て読んだ小説なんかもその系統だったんですが。
タイトルやなんかは上げませんが。
話が下らないとか、そういうことで何かをつまらないと思うことは、ほぼ無いのですが。もう、何回も見たような構図のラブコメとかが、何度見ても好きだし(完全に私の趣味なだけですが)。そういう意味で私の中の物語ハードルってかなーり低いんですが。
こんな私が「ええー」となってしまう物語って、だから、「無理矢理気味にこっちのハードルを上げてくる作品」だったりするわけで。
うーんと、なんか上手く伝えられてない気がする。
簡単に言えば、
「驚愕のラスト!」
「あなたの予想は100パーセント裏切られる!」
みたいな煽りの話が、苦手なんですよね。いや苦手とも違うか……好みであると同時に苦手?
実際、「驚きのオチ」は大好きなんですよ。大好物です。でも、最初から「驚きのオチ」って煽りの作品は、こっちが構えてしまうため、「あれぇ?」となるケースだらけというか。
まあ仕方ないことなんですけど。それが売りの作品なら、そこは押して宣伝するしかないんですけど。そして時折、そう思った上でも驚かしてくれる「本物」があるんで、厄介なんですが。9割は、「うん、だろうね」ていうオチで。
あれ、ホント作品にとっても悲しい事態なので、あんまり煽りすぎは良くないですって。っていうか、そういう系は、本来ならあらすじさえ明かすべきではないのですが……でもそうは行かないのが、難しいところですよね。そんなんじゃ誰も注目しないですもんね。
ただ、作中でぐいぐい自分でオチハードル上げるケースもあったりして、特に長い時間と労力かけて読む小説なんかは、ハードルが映画とかより数段階高いと思うのですよ。「俺、こんなに頑張って、このページ数読んだんだぜ……分かってるだろうな?」が追加されるので。
それでも、読んでいる間がとことん面白い、エンターテイメント性のあるものなら、まあしょぼいオチでも、まだいいんです。そう、それなら良かったんです。
……何が言いたいかと言うと。
本日、長い長い、オチに全てをかけて引っ張る小説を読み終えて、いざそのオチで、「ええー」となってしまったわけでして。
なんだろうね、この虚無感。
いや、いいんですけど……。自分が作家なんで、他人の小説批判とかなんてしたら、「お前だって大したもん書いてねえだろw」って跳ね返ってくるのは重々承知なんですけどっ!
うう、どこにぶつければいいの、この感情!
お小遣いの少ない学生時代に、「クソゲー」と呼ばれるものを掴んでしまった時の感覚に、とても相似!
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