たまには創作話でも。
「創作意欲」っていうのが湧くタイミングって、人によって、そして場合によって色々あると思うんですが。
私の場合はやっぱり、面白い作品見たりした時に、著しく湧く傾向にあります。
中途半端に面白いのを見て「自分だったらこうする」の精神で書くタイプの人も多いらしいですが。そして、自分にもそういう「あー、ここ、私の好みでやったら、こうするだろうなぁ」っていうのは感じたりするんですが。
それよりは、どちらかというと、すっごい面白いものを見た時に、「うっわ、こういうシーン書けたらいいのになぁ。よし、頑張ろう」と思うことが多いタイプで。
「こういう感情の揺さぶり方、したいなぁ」と思うというか。それ自体の場面の描写がどうこうというよりは、あくまで自分の感想メインの考え方で。
だから、例えば私が「○○に影響受けて、○○の場面を書きました」と語っても、多分他の人から見たら「え? あ、うん……い、言われて見れば、その……そ、そこはかとなく?」という、微妙な反応が来ると思います。
で。
そんなことを考えていたりして、ふといいシーンを思いついた時の話なんですが。
基本はただ嬉しいんですが、たまに「うわー、どうしよー」と思うケースがありまして。
というのも、漠然と想いを巡らしている時は小説媒体で考えてないんで、思いついた「いいシーン」が、漫画っぽかったり、ドラマっぽかったり、アニメっぽかったりすることがちょいちょいありまして。
「映像で見せたらいい場面なのに、文字媒体だとこれはちょっと薄まるなぁ」という時に、なんかこう、凄いもどかしさを感じます。
かといって、すぐ「よし、映画撮ろう!」みたいにはならず。
そうなると当然、そのアイデアはそのままお蔵入りになったり、時にカタチを変えて(描き方を工夫して)小説になったりするんですが。
やっぱり、どこかで手軽にこの手のアイデア試せればなぁとも思ったりします。
いや、小説って、手軽じゃないですか。趣味で書くだけなら、ペンと紙……もしくはテキスト打てるパソコン一台あればいいわけで。技術も、読み書きさえできればいいわけで(細かい技術云々はさておき)。
でも……例えば「あ、このシーン、アニメで描いたら面白いのになぁ」っていうの思いついても、お手軽に試せないじゃないですが。いや……そういう技術持つ人なら、案外出来るのかもなんですが。少なくとも、一般の人がふっと思いついて、五分やそこらで戯れに試作出来るものでは、ないわけで。
そういう時に、やっぱり色々もどかしいです。
かといって、じゃあ今私が大量にお金を貰って、スタッフさんを預けて貰って「はい、映画でもアニメでも好きに作っていいよ」と言われても、普通に「いや、結構です。っつうか無理です」と断りそうですが。
そういうのじゃなくて、普通に趣味レベルでいいんですよね。一人で勝手に作って、勝手に楽しむぐらいの。
……絵学んだり、音楽学んだり、映像作成系のソフトのいじり方学んだりしたら、このご時世、才能が絶望的でも、多少見られるものは作れるようになるんでしょうか。
別に、誰かに見せる前提じゃないんで、自分が満足出来るレベルでいいんですけどねー……。
まあ、そんなこと言いつつ、実際全然やる気ないんですが。
小説媒体じゃ日の目を見なさそうなアイデアは、とりあえずタンスの奥にひっそりしまっておこうと思います。
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