討強演義という作品をご存知でしょうか。
知ってたら、多分その方は葵せきな検定初段ぐらいだと思います。……基準よく分からないけど。
少なくとも、さっきまでの私より、葵せきなに詳しいです。
…………。
説明すると。実は「討強演義」っていう短編作品を書いたことがあるんですが、そんなこと、ついさっきまで完全に忘れてまして。
ふとした機会にその文字が目に飛び込んで来まして、「んだこりゃ?」と思い、一分ほど他のことしてから、「いや待て待て待て、あれ私書いたヤツだ」と思い出すという。
討強演義。なんて私っぽさが殆ど感じられないタイトルでしょうか。
ぶっちゃけ東京とかけているようで舞台中華街だったし。なんなの?
あまりに懐かしかったので思わず読んでしまいました。この作品で一番の見所はキムラダイスケ氏によるイラストですよね。ヒロイン可愛いし、おっさんいい味出しているし。私の他の小説に登場しそうにないタイプのおっさんキャラがホントいいです。
あ、殆どの人置いてけぼりそうなんで、この短編概要説明すると……。
…………。
説明しようかと思いましたが、中二病成分全開で書いてみたヤツのため、説明しようとすると恥ずかしい! なんか機会あったら読んで下さい! ブログ転載許可でも貰う? でもイラストで九割増しぐらいのヤツだしなぁ……。そうとしか言えません。とりあえずザックリ言って能力バトルです。……能力バトル? 能力全否定バトル? まあそんな感じ。
登場人物が主人公除いて中華系ですし、短編のクセにシリーズ中盤抜き出した感じの構成ですしで、色々特殊です。
でもこれ、結構気合い入れて書いた記憶あるんだよなぁ……。何度も直したというか。思わせぶりテイストは入れながらも、ちゃんと一話で満足感あるようにと。
で、今改めて読むと、「あれ、思っていたよりは面白い気がする」という感じでした。自画自賛みたいになってますが。私は基本自分の過去作品を数年経つと「あー、失敗したかも」みたいに思う人間なので、大分ハードル下げた上での「面白いかも」なんで変な期待はしないで下さい。
ともあれ、懐かしかったので、話題にしてしまいました。
でもカラーイラストつきまくりの豪華な小説(この企画自体)なんで、なんか色々勿体ないなぁとは思います。あのイラスト、凄いいいのに……。
ちなみにあの物語全部書けと言われたらイヤです。誰か書いて下さい。もしくは十三戦、それぞれ別の人が担当して書いて下さい。十三戦一人で連続して書くのを考えると泣けてきます。
そうそう、サラッと超裏設定(公式でさえない)を話すと、主人公のあの特殊背景には《企業》が絡んでいる、みたいな設定ありました。だってあの規模だしねぇ……。
そんなわけで、懐かしの作品話でした。
いやしかし、私の記憶の中の商業誌経歴から、完全抹消されてたよ、討強演義……。ここまでスコーンと抜けているといっそ思い出した時感動です。
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