「ぼくのゆうしゃ」一巻は来月発売ですが、当然ながら、作者としてはそれ以前に二巻だとか、他の作業(短編とか)をするわけで。
ウェブ出身の身としては、いつまで経っても、本の出版と執筆のタイムラグに慣れません。
新作の場合は特にですね。マテゴの場合は、受賞作なんで実は一巻で終わる可能性が物凄ぉくあって、事前に二巻もほぼ書いておらず(幻の、ユウや鈴音が一切出て来ない二巻原稿はありましたが)。
おかげさまでマテゴは一巻の重版がかかり、それと同時に二巻がスタート(実質、二月の三週間ぐらいで書いたのが二巻)だったので、こういう気持ちはほぼなかったのですが。
生徒会は、一巻が出る前に二巻がある程度進んでおり(書き終わっていたかどうかはイマイチ思い出せず)。
この、「一巻も出ておらず、反応もなく、どうなるかも分からない中、続きを書く」っていうのが、なかなかに難しいです。
いや、モチベーションがどうこうもあるんですが、一番は、この前もブログで話題にした、読者さんとのズレが分からないこと。
私が面白いと思って書いている部分と、読者さんがその作品の魅力と認識する部分が食い違っていたらどうしようっていう。
…………。
って、こんな風に書くとなんか超プロの作家っぽいね!
実際には、読者さんに合わせて文章や内容変えるとか、そんな巧い芸当出来ないじゃん、私!
い、いや、でも、実際問題多少はそうなわけで。
そんな中、「ぼくのゆうしゃ」は結構早いペースで一巻前に動いてまして。
いやどうしましょうね。
もし「ぼくのゆうしゃ」一巻が、深夏の夢(生徒会の火種参照)みたいな文体だったらどうしますよ、皆さん。それで二巻、三巻と突っ走っていたらどうしますよ。
……いや、それは、反応貰うまでもないレベルの話か。
まあだからなんだってわけでもないんですが、この「そわそわ感」は相当なものだなって話で。
小説に限らず、なんにしたってそうなんでしょうけどね。食品だって、服だって、音楽だって。多数の人に反応貰うまでは、誰にも、絶対の自信なんてないんでしょう。
ただ、ライトノベルや漫画の場合は、それはそれとして、その作品の先を書くという状況があるわけで。
来月までは、しばらくそわそわしそうです。
そして、このブログの画像は、祝日とぼくゆう、どっちをどの期間に据えればいいのかという問題も……!
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