たまに「葵さんの文体は~」みたいな言葉をみるものの、実際の所、自分で自分の文体の特徴とかって、良く分かってなかったりします。
いや、癖やらなにやらは当然あるんですが、「ここをこうしておけば、THE葵せきな!」という感じのメモ書きとかを自分で作れるかというと、作れないっていう。私の文章に頻出する単語とかって結構あるのですが、じゃあそれ使うと「ぽい」のかというと、若干違う気もします。
よく分からないですね、文体とか、作者の個性云々って。
また作品によって変わる部分も結構でかいですし。実はマテゴも生徒会も、どっちも物凄く偏った書き方しちゃっているので、商業誌では本当にナチュラルな文章ってやってないのかも。ぼくのゆうしゃも、語り部小学生ですしね。
それで言ったら、このブログなんかはホントの意味で私の文章なんですが、小説じゃないので、あまり参考にならないですね。
最近は「本読む週間」なのですが、読者の自分としても、読みやすい文章と読みにくい文章っていうのがあって、必ずしも「難しい単語が出てくる硬質な文章 = 読みにくい」「平易な文章 = 読みやすい」でもなければ、「凝った文章表現 = 情景が目に浮かぶ」でもないという。
個人的には、リズムが大事と思っているのですが、音楽センスゼロの私が言ってもなんの説得力も無いので、違うのかもしれません。
しかしそれにしても、今一つ明確に分からないもんだなぁ、文章の特徴。
最近「ぼくのゆうしゃ」を自らチェックのために読み返したりする作業が多いのですが、全然作品内容違うのに、マテゴや生徒会と同じ作者書いてんなぁ感はするもんなぁ。いや当然なんだけど。表面的な特徴だけじゃない部分においても。
なんか不思議なもんです、文章の個性。
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