もう十月です。月変わる度にこんなこと言ってますが、ホント早い。
ゲームの発売日とか、半年後ぐらいだと「すげー先だな」と思うのに、いざ発売日になると「あれ、もう発売だったか」とかなってしまいます。小説家という、曜日感覚失う仕事しているのもでかいのか。
さて、ぼくのゆうしゃ完結巻発売から十日以上経ちまして。
感想等、皆様本当にありがとうございます。
物語は基本的に「終わり」をちゃんと見せられたらようやく成立、みたいなとこあるので、ちゃんと最後が描けて本当に良かったです。
マテゴも生徒会もぼくのゆうしゃも、今のところ自分的には上出来な終わり方が出来ているのではないか……と自画自賛してみます。……読者さんがどう思っているかは知らんけどね! い、いいの、自分的に満足いっているからいいの! 悪評とか「あの伏線のこってんじゃん」的鋭い意見からは口笛吹きつつ目を逸らして生きていくタイプなの! ほめられて、鼻が伸びるタイプなの! 技術が伸びるかは知らない!
まあ実際、私の中でウェブ時代の作品が軒並み中途半端に終わってしまっていることにはこう、ずっと忸怩たる想いがありまして。なので「やりたいことやるのはいいけど、やるからには出来る限りちゃんと終わりを描こう」とずっと自分に言い聞かせているとこあるといいますか。
ウェブ小説とかは特に、ふと思いついたことをすぐ描いて出せる媒体なので、どうしても(良くも悪くも)新しい物語発想の方に意識が行ってしまいますからね。実際小説書くとき何が一番楽しいかって、まあ人にもよりますが、基本的に思いついた段階とか、風呂敷広げている段階……電車でいう「上り」の状況が著者的には面白い部分でありまして。
で、趣味で「楽しいから」やっているウェブ小説という媒体なのだから、そこばかりを楽しむ……並行して何作も起ち上げたりするのはある意味で正解でもあり。とはいえ、じゃあ前シリーズ放置して全く気にならないかと言えばそんなこともなく。
で、これが商業誌になると、いい塩梅に責任が発生してくるので、こんなちゃらんぽらんな私でも、完結まで描かせて貰えております。
……いや実際、この業界でちゃんと最後まで物語を描けるのって、かなり恵まれたことです。ありがたい話です。
「ぼくのゆうしゃ」あとがきでも書きましたが、冒険物語は長くしようと思えばいくらでも長く出来るとこあるので、今回(特に六巻あたりからの)核設定部分をちゃんと描き切れたことは本当に僥倖です。
これも偏に、こんな駄ブログをわざわざ読んで下さっているような皆様のおかげです。本当にありがとうございました!
そんなわけで「ぼくのゆうしゃ」終わって一休み……と思っていたら、あれ、おかしいな、なんか既にもう一本シリーズやっていた気がする。並行で走っていた気がする!
というわけで、「ゲーマーズ!」も引き続きよろしくお願い致します。
このブログで語ったこと全部台無しにする発言しますが、ゲーマーズ!は著者的にも終わりとか知りません。あの人達が好き勝手にアホなラブコメ繰り広げるので、もう、終わり所がどうこうという話でも……。
ま、まあ、とにかく、こちらはこちらで、完結まで付き合って頂けたら幸いです。……何巻までなって、どういう終わり方なのかは、作者が一番訊きたい現状だがな! そういう意味じゃ「ぼくのゆうしゃ」とホント対極のシリーズ! 対極の作風連ねてくの、好きだな私!
しかしシリーズの区切りで長期休めるとかって話は、都市伝説か何かなのでしょうか。生徒会からぼくのゆうしゃの時も、同時刊行やら連続刊行やらあったような……。
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