私の出身である北海道は基本暖房器具がしっかりしているため、逆に「炬燵」というのに慣れ親しんではこなかったのですが(ある家は大分少ない)。
当然テレビでは「冬の定番」として炬燵を見るわけで、妙に羨ましく思っておりました。もう、なんか、この世の天国みたいな表現するでしょう、炬燵に対して。皆さん。
北海道で育った子供なら、あれに対する妙にハードルの上がった憧れ、分かるんじゃないでしょうか。
で、今現在、我が家には炬燵があるのですが……まあ、確かに気持ち良いですし、「見た目通りの気持ち良さ」ではあるのですが、こう、子供の頃に超絶ハードル上がっているせいか、イマイチ納得いかない感もあります。
なんだろうな。このハードルの上がり方だと、いっそ、炬燵に入れた下半身がドロドロに溶けて、
「アア……もはや……他者との境界が……ワカラナイ……キモヂ……イヴィヴィヴィヴィィィィ!」
ってなるぐらいじゃないと、満足出来ないです、私の中での「炬燵」。創作物の中の炬燵達は、それほどに、私達北海道の子供の中でのハードルを上げたのです。責任取って下さい。
……となんだかんだ言っておりますが、実際炬燵、便利です。「部屋の暖房つける程じゃ……ない」ぐらいの寒さってよくあるので、そういう際にはホント重宝。またカードゲームやボードゲームやる場(人によっては麻雀?)としても最適。気付けば炬燵の中におります。
炬燵の中でみかん、というド定番、確かに幸せです。甘酒とか飲んだ日には、成仏します。
甘酒と言えば。
この前石踏さんに会った時にオススメの甘酒を教えて貰い、実際美味しかったので、甘酒熱再燃中です。最近は米麹ものとかあるのですね。あれ甘くてすごく飲みやすい。個人的には酒粕酒粕したヤツも好きです。それこそ子供の頃から、父親の作ってくれるそれを飲んで育ってきてしまったので。
おかげで、酒は飲めないのに、酒の味は好きという、アレな嗜好の大人になってしまいました。どうしたらいいの、この気持ち。甘酒にぶつけるしかないの? ノンアルコール系飲めというの?
そんなわけで、相変わらず冬を堪能させて貰っておりますよという話でした。
んー、ずっと冬でいいんだけどなぁ。
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