本が出ました。
というわけで、相変わらずやる気の感じられないブログでございます。
本が出てから二日たって更新とか、なんなの……。
そんな基本初心忘れまくりな駄目人間葵せきなですが、実はちゃんと自作品愛の感じられる行動もしていまして。
実は発売日に、超こっそり行ってきましたよ。
……いや、他にお出かけあったついでとかじゃないですよ。晩ご飯ついでにフラッと、とかじゃ……げふげふ。
なんにせよ、本の発売日に自分の作品のイベントにプライベートで顔出すなんで、作者の鑑だね!
そして、来場者さんにも店員さんにもなにも挨拶せず本当にこっそり見守るだなんて、引っ込み思案の鑑だね!
いや……なにせ本当に仕事でもなんでもないんで……こう、店員さんに声かけたりするのも気恥ずかしいというか……。
ほ、他に理由なんてないですよ? ちょっと恥ずかしかっただけですよ?
と、とりあえずこの場で「ありがとうございます!」とお礼を言わせて下さい。
ゲーム機筐体型展示とか、ホント、「そ、そこまでして頂かなくとも……!」とカタカタ震えるレベルでした。
あと複製原画、私が一番欲しいのですが。なんでうちにないの、あれ。作者が「ほへー、いいなぁ……」ってなるって……。
基本的に一人か二人ぐらいで見るスペースなので、作者がそこ占有してどうすんだという話で、私は軽く見てあとは店内の方に行っており。
で、「誰かゲーマーズの展示見にくるかな……わくわく」と気持ち悪く張り込んでいるわけですが、その際、カモフラージュ的に他の本を手にとって見ていたりするわけで。
そんな時に軽く手に取ったのが……一般作ですが、割とエロめな漫画の「見本」でして。
それをぱらぱらなんの気なしに捲りながら、意識はゲーマーズ!展示の方に向けていたら……。
品出し作業中の店員さん「あ、ちょっとすいません」と背後から声をかけられ、私、若干頬を赤らめる一場面があるっていうね。
しかもそこそこエロいページ開いていたため、そっとその場に本を閉じて置き、
「へ、へぇー、こういう漫画なんだー。ふーん。と、特に興味ないけどねー」感を出す、ライトノベル作家葵せきな。
軽い地獄です。
…………そんなくだりの後に、どの面下げて店員さんに、
「やぁやぁ、どうもどうも、葵せきな大先生です。チミチミ、あのミュージアム……やるね!」
みたいな声をかけろと言うのですか。そりゃすごすご退散もしますよ。
その後、ミュージアムに張ってあった来場者さんからの温かいメッセージを読んで、
「ご、ごめんね……。……こんな作者でごめんね……!」
と心の中で泣きながらゲーマーズさんを去りますよ、そりゃあ。
というわけで。
皆の憧れの大作家先生様、葵せきなさんの華麗なる日常を今日もお送り致しました。
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