私は、自分で自分の作品を読む方です。
作家さんにも(プロ・アマ関係なく)、自分の作品を読む人と、読まない人がいます。どちらの気持ちも凄く分かりますが、私は結局読んじゃいます。あんまり過去のものになるとアレですけどね。
流石に自分の頭で産み出したものだけあって、丸暗記とはいきませんが、読むまでもない部分は多いです。それでも、なぜか読みます。文庫本化していると尚更ですね(手に取りやすい)。
なんのために読んでいるのか自分でもよく分からないのですが、結局のところ確認作業というか、地盤固めなのかなぁ。自分の中でその世界なりキャラクターを更に確立させていっているというか。
まあ、そんなご大層なこと考えて読んでいるわけでもないのですけどね。単純に暇潰しの意味合いも大きいでしょう。
なんていうか、一種の安心感のある世界なのかもしれませんね、自分の作品って。これは執筆だけじゃなくて、「日記」とかでも同様のこと言えるかもしれません。
ゲームの二週目を楽しむ感覚とも同じ。既に先のこともなにもかも分かりきっているのだけど、だからこそ、安心していられる部分があるというか。
うーん、相変わらずのぬるま湯好き。
まあ自作の場合、「楽しむ」のともちょっと違うんですけどね。
マテゴにしろ生徒会にしろ、我が家には常にそれぞれの巻が何冊かずつあるのですが、一巻につき一冊は必ずボロボロになってます。
ああ、これが辞書とか広辞苑とかだったら、サマになっているんだけどなぁ。自作ボロボロって、相当の自分好きっぽいですよね(笑)。
良いことなのか悪いことなのか。
まあ、文章の自分らしさを保持するという意味においては、一概に無駄とも言えないのかなぁ。