タイトルは、個人的に昔「なるほどなー」と思った言葉です。
なにで見たセリフかは忘れましたが(多分色んなもので言われているので)。
意味合いとしては、夜明け(光)が顕れる直前が、同時に、最も闇が深い時間でもあるってことで。私が見たものでは、これは、「ラスボス直前」みたいな状況のことです(笑)。
ちょっと先には明るい未来が待っているけど、そこに辿り着くには、今までで最も過酷な何かと向き合う必要がある、みたいなことですね。
ここまで深いことじゃなくても……例えば「馬鹿と天才は紙一重」なんて言葉もありますが、0と100は隣り合っていると感じることが、日常生活においても多々あります。
で、なんの話をしようとしているのかというと……ここまで壮大な前置きしておいて、モンハンの話です。
最近人とやるようになって、モンハンを再開中なのですが。このゲームのプレイ時間がここまで長時間に渡るのは、個人的には、「ずっと夜明け前」だからなのかなと思ったりします。
つまり、「楽」になるタイミングが中々来ない。勿論、G級になってから下位(序盤)のクエストとかやれば楽なんでしょうけど。基本的には、たとえ装備が整いつくしても、他のゲームほど「全部楽勝」みたいなことにはならないわけで。
これは一長一短だと思うのですが、長く楽しませるという部分においては、成功していると思います。
私なんかは、RPGをやっていて、最近だとラスボスを倒しちゃうと、もうやらなくなってしまう傾向にあります。凄く楽しんでいたものでも。
なぜかというと、やっぱり、例外はあるにせよ、RPGは「ラストバトル周辺」が一番盛り上がっていると思うのです。そこをプレイしている間は、もう、すんごく楽しい。学校通ってたりする場合は、授業中さえ早く続きがやりたくてウズウズするぐらい。
だけど、その山を「越えて」しまったら、もう、余韻云々はあるにせよ、私の中では「0」に戻ってしまうのですね。色々。夜明け前が一番暗いとは逆の意味になりますが、最高の盛り上がりの後にやってくるのは、結局終わりというか。まあ、それでいいのですが、物語は。
モンハンの場合は、この、「分かりやすいラストや盛り上がり」が、どこにもない。いえ、一応あるにはある(最後のクエスト)のですが、そもそもの目的がその時点で既にそれを倒すことにあるわけじゃないので、結局やめどきがなくなり、いつまでもそこに浸ってしまう。
ネットゲームと同じですね。
そんなわけで、私はまだまだ、モンハン世界の「夜明け前」に浸かることになりそうな今日この頃です。
ああ、全ての武器・防具を集め、全てのクエストをこなしたら、その時は終わりでしょうね、モンハン。
……何時間かかるんでしょう、それ(まあ、いるんでしょうけど、そういう人も)。
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