占いを信じるかと訊かれたら、はいともいいえとも答えられないです。星座占いなんかは、ニュースで見て自分の運勢良かったら嬉しいし、駄目だったら多少凹みますが、大体五分後にはすっかり忘れてたりします。少なくとも、ラッキーアイテムやラッキーカラーを気にして行動するほどではないです。
同様に、血液型による性格診断も、占いよりは多少実感として、「ああ、こういう傾向は確かに、周囲の人にもあるかも」という部分はありますが、それでも、信じてるとは言いがたいです。人を4タイプに分けてしまうのも、かなり大雑把ですしね。
前置きが長くなりましたが、最近ちょっと迷うことが。
血液型に関しては、「私のRH-という要素は、無視して考えていいの?」みたいな疑問はちょっと前からあったのですが(笑)。
姓名占いとか、あと、脳内メーカーみたいな「名前で何か判定する」もので遊ぶ(?)際、私は「葵せきな」で判定されるべきなのかということでして。
正直、ペンネームを決めたての頃は、まだまだ「自分でつけた名前だしな……小説のキャラと同じで」という認識だったので、そっちに重きを置いてなかったですが。
ふと最近周囲を見渡すと、私は、社会生活に置いてすっかり、「葵さん」であることに気付きました。下手すると、担当さんさえ私の本名ちゃんと把握してないんじゃってぐらい(いや、実際は知っているでしょうが)。
少なくとも、この業界で本名を呼ばれたことは、ほぼ無いんじゃないかな。
バイトとかしている時は、そこの人間関係が全て本名で培われてましたし。家族間や、昔の友人も本名で私を認識してますが。
こと、ここ一~二年の人間関係、及び社会生活は、オール「葵さん」です。同期の友人達と会ったりしてもそうですし(作家さんは皆そうですが)。
そういえば、「せきなさん」って呼ぶ人は少ないですね。正直どちらも自分でつけた名前なので、苗字が礼儀正しいとか、名前の方が親しげみたいなイメージはあまり無いのですが、やっぱり「葵」が苗字の認識なんでしょうね。
逆に、ネットだと「せきなさん」と呼ばれること多いですが、これは元々のHNが「セキナ」だけだったことに由来すると思うので、ちょっと例外です。親近感を抱いてくれているのなら、嬉しい限りですけどね。こんなブログですから。
話を戻すと。
占いにせよなんにせよ、ここ数年の自分は明らかに「葵せきな」として生きているわけで、最早、これはこれで人生において本名と同格の名前になっちゃっているんじゃないかということで。
数日前の話になりますが、富士見書房からグッズのサンプルが送られてきたのですが、いつもの送付物と担当が違ったかなにかしたのか、本名じゃなくて、「葵せきな」宛てに届けられました(笑)。
で、お馴染みの配達員さんが、「ええと、お名前が違いますけど……」と玄関口で若干戸惑ってらっしゃり、私は「ああ、ペンネームなんです」と返したのですが。
……あとで思い返すと、あの配達員さんはどう思ったのでしょう。ペンネームで郵便物のやりとりは、あんまり普通じゃないですよね……(番組にハガキ出すとかじゃなくて)。
というか、「葵せきな」で郵便物。……すっかり、社会での私は「葵せきな」になりつつあるのだなぁと、しみじみ。
あ、別にそれがイヤだとか、そういう話でもなくて。
でもたまに、本名呼ばれると、咄嗟に反応出来ないことあります(笑)。やばいやばい。
……しかし、変なPNつけなくて良かった(女性的だという難点こそありましたが)。
なんかべらぼうに壮大な名前とかつけてたら、配達員さんの戸惑いも相当なものだったでしょう。
web拍手を送る